
こんにちは。管理栄養士のてんぱぱぱです。
今回は「体脂肪率とBMI」と「体脂肪のつきやすい場所」について簡単に確認をしていきたいと思います。
こちらの内容は「図解 眠れなくなるほど面白い体脂肪の話」という本の情報を元に作成しています。
それではいきましょう!
体脂肪率とBMI
体脂肪計で体脂肪率を知ろう
まずは、自分の体脂肪の量を知ること!
ここからすべてが始まります。
体脂肪の量を表す数値、それが体脂肪率です。
体脂肪率とは、その名の通り体の中で脂肪の占める割合を表したものです。
男性では18%前後、女性では28%前後が標準的な体脂肪率とされています。
これより数値が大きい体脂肪が多めなので注意です。

では体脂肪率を知るためにはそのような方法があるのでしょうか?

一番簡単なのは、市販の体脂肪計で計ることです。
体脂肪計とは、体に微弱な電流を流して抵抗を調べることで体脂肪の量を測定する仕組みの機械です。
電流の抵抗により体脂肪の量を測定するわけですから、どのような状態で測定するかによって数値に違いが生じますので注意が必要です。
おおよその目安程度にとらえておいて下さい。
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また体脂肪計で計れるのは体脂肪の全体量であり、高性能なものでなければどれだけが皮下脂肪で内臓脂肪なのかはわかりません。
健診などで腹部CTを撮影するとお腹の輪切り画像で皮下脂肪と内臓脂肪それぞれの量がはっきりわかるので興味のある方は受けてみるといいですよ。
体脂肪率と肥満度の目安
<男性>
体脂肪率 | 状態 |
9%以下 | 極限まで絞った体(プロのアスリートなど) |
10~14% | 引き締まった体(ファッションモデルなど) |
15~19% | 標準的な体 |
20~24% | 軽度肥満(腹部が少し出てくる) |
25~29% | 中度肥満(腹部がけっこう目立つ) |
30%以上 | 重度肥満(明らかに肥満とわかる) |
<女性>
体脂肪率 | 状態 |
15%以下 | 極限まで絞った体(プロのアスリートなど) |
16~22% | 引き締まった体(ファッションモデルなど) |
23~29% | 標準的な体 |
30~34% | 軽度肥満(腹部が少し出てくる) |
35~39% | 中度肥満(腹部がけっこう目立つ) |
40%以上 | 重度肥満(明らかに肥満とわかる) |
BMIで簡単に肥満度を知ろう
体脂肪率を確認するには体脂肪計を使用すればよいことがわかりました。
しかしもっと簡単に体脂肪計がなくても自分の肥満度を知る方法ないのでしょうか?
あります!
BMIです!!
BMIとは、身長と体重から算出した体格指数のことで、身長に対して体重が重いか軽いかを表しています。
ですので、必要な情報は自分の身長と体重だけです。
この数値は男女共に22が最も病気になりにくい適正体重とされています。
25以上になると糖尿病などのリスクが高まるといわれています。
25を超えてしまっている方はこれ以上体重が増えないようにすること、さらに適正体重に近づけるための減量を考えていくべきでしょう。
BMIによる肥満度の目安
<男女共通>
BMI | 肥満度 |
18.5未満 | 低体重(やせ) |
18.5~25未満 | 標準体重 |
25~30未満 | 肥満(1度) |
30~35未満 | 肥満(2度) |
35~40未満 | 肥満(3度) |
40以上 | 肥満(4度) |
体脂肪のつきやすい場所とは

では、体脂肪のつきやすい部位について確認していきましょう。
体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。
皮下脂肪は、簡単に言うと普段あまり動かさない柔らかい部分に溜まります。
お腹の周辺や二の腕、お尻、太ももなどです。
反対によく動かすひじ、ひざ、手首、足首などには脂肪はあまりつきません。
一方内臓脂肪は外からみてもわかりにくいです。
内臓脂肪型肥満の人は見た目は痩せている人もいます。
あえて言うのであれば、お腹がぽっこり出てくるのが一つの合図です。

内臓脂肪は皮下脂肪より落ちやすいという性質があります。
内臓脂肪は活性度が高く、こまめにエネルギーを貯めたり放出したりします。
ですので、運動や食事療法をして体重が落ちる時に最初に減少するのは内臓脂肪です。
内臓脂肪の減少は、生活習慣病の予防・改善に繋がります。
見た目が変わらないような体重の変化でも健康面では大きな効果を期待することが出来るのです。
今回はここまで。
簡潔な文章と図で体脂肪について非常にわかりやすくまとめられている本で、2時間で体脂肪を極めることが出来ます。
とってもおすすめです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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