業務用ミキサー ソフト食のプロが勧める失敗しないミキサー三選

病院栄養士の仕事
てんぱぱぱ
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こんにちは。管理栄養士のてんぱぱぱです。

今回は、ソフト食をわが病院で導入し、様々なレシピ賞を受賞したてんぱぱぱが、絶対に失敗しない業務用ミキサーベスト3を発表します。

 

これから自分の職場でソフト食導入を検討している方やもっと質の高いミキサー食を提供したい方、必見です。

職場でソフト食を導入する為のポイントはソフト食を病院で導入する為の6つの手順とはでまとめてます。

また自宅でソフト食を簡単に作りたい方は、初心者でも大丈夫!自宅で簡単にソフト食をつくる手順をご紹介も合わせて読んでみて下さいね!

ソフト食とは

まず業務用ミキサーを紹介する前に、私がいうところの「ソフト食」とはなんぞやという事から説明して行きます。

実はソフト食と一言でいってもその実態は施設によって様々です。

ソフト食は、広義では「噛みやすくて、飲み込みやすい食事全般」のことを指します。

 

固い食材を使用していない通常の食事を「調理法の工夫や軟化酵素の使用などで柔らかくしたもの」もソフト食ですし、料理をミキサーにかけてゲル化剤(ゼリーの元)で固めた食事もソフト食です。

今日からこの食事をソフト食とします!

と宣言したものが、その施設のソフト食となるわけです。

私の施設のソフト食は、ミキサーにかけた料理をゲル化剤で固めた料理のことを指しています。

ムース食などと呼んでいる施設もありますね。

 

このような認識の違いを統一するための分類として、日本摂食嚥下リハビリテーション学会で作成された嚥下調整食 分類2013というものがあります。

(ヘルシーネットワーク資料引用)

これが今の嚥下調整食の基本の考え方となっています。

最近では患者さんの栄養管理を行う際に作成する栄養管理計画書の内容に、「嚥下調整食の必要性の有無」と「コード」が組み込まれています。

私の施設のソフト食は嚥下調整食2に当てはまります。

ソフト食とミキサー食の違いは?

ソフト食と似ている言葉としてミキサー食というものがあります。

この2つの違いとはなんでしょうか?

よく使われる考え方の違いを簡単に説明すると、

  • ミキサー食(ペースト食)とは、料理をミキサーにかけたもの
  • ソフト食とは、料理をミキサーにかけたあとにゲル化剤で固めたもの

となります。

 

<鮭のミキサー食>

<鮭のソフト食>

ソフト食にもミキサー食にもメリット・デメリットがあります。

最近はソフト食が主流となっており、ミキサー食からソフト食への切り替えを行う施設が増えていますが、個人的にはミキサー食をなくすのは難しいと考えています。

嚥下の安全性や見た目の面でもソフト食のメリットは大きいと思いますが、実際に患者さんをみていると、ミキサー食でなければ食べられない人がいるというのが現実です。

ソフト食のメリットの方が大きいと判断したため、当院では摂食嚥下障害の方にはソフト食が基本対応となりますが、個人対応としてミキサー食の提供も行っています。

なぜ業務用ミキサーが必要なの?

病院や施設で食事を提供する上では、ソフト食にしろミキサー食にしろ業務用ミキサーが絶対必要だと私は考えます。

私の施設でも以前は家庭用ミキサーを使用してミキサー食を作成していました。

しかし家庭用ミキサーには、

  • 熱に弱くカップが割れてしまう。
  • たくさんの量を回そうとすると馬力が足りなくて止まってしまう。
  • 仕上がりに細かな粒が残ってしまう。
などのデメリットがありました。
 
そこでソフト食導入のタイミングで業務用ミキサーに切り替えを行ったのです。
業務用ミキサーのメリットは家庭用ミキサーのデメリットを克服する内容となります。
熱に強い
ゲル化剤は、温度を一定以上にあげないと固まらないという商品がほとんどです。
ソフト食を作成する工程は、ミキサーが耐熱であるかどうかで効率が全く違ってきます。
耐熱であれば熱々のままミキサーにかけることが出来ますが、耐熱でないとミキサーにかける前に料理を冷まさなければならない為、一手間も二手間も手間がかかってしまいます。
業務効率を考えると耐熱であるという条件は非常に重要です。
 
様々な容量のミキサーがあり、その施設にあった容量で対応できる(大容量も可能)
業務用ミキサーは、必要性に合わせて様々な容量のミキサーを選択することが出来ます。
特に回したい量が多い時には、ミキサーが小さいと何度も何度もミキサーにかけなければいけません。
これでは効率が悪いですよね。
大容量をミキサーにかけるにはそれだけミキサーの馬力が必要なので、業務用でなければ対応できないケースもあります。
さらに少量でもミキサーにかかられるように工夫された業務用ミキサーもあります。
食材によって分けてミキサーにかけたい場合、少量でミキサーしたい場合はけっこうあります。
大容量も少量もきれいにミキサーにかけるのは、家庭用ミキサーには難しいと思います。
仕上がりが非常になめらか

業務用ミキサーは非常になめらかできれいに回すことが出来ます。

仕上がりに粒が残ってしまうと、誤嚥の原因となってしまうので非常に危険です。
嚥下調整食学会分類2013でも、コード0、1の食事形態には物性が均質という表現が使われています。
 
てんぱぱぱ
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どれも非常に重要なポイントです!!

業務用ミキサーおすすめランキング ベスト3

それでは以上の業務用ミキサーのメリットを踏まえて、私が選ぶ業務用ミキサーベスト3を発表したいと思います。

業務用ミキサーといってもさまざま。

私は業務用ミキサーを購入する際に、いくつものデモ機を実際に使用して購入するものを選びました。

業務用ミキサーであればどれでも完璧!というわけではありません。

実際に私が試していく中で「このミキサーは使いずらいな。」というものがいくつもありました。

てんぱぱぱ
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今回紹介するミキサーは、どれも満足いく内容のミキサーになりますのでぜひ参考にして下さいね。

第3位 asahi スーパーブレンダー

 

てんぱぱぱ
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こちらのミキサーは日本製です。業務用ミキサーは海外製の物も多いのですが、日本製なので故障の際などには細やかな対応が可能です。

非常に質の高いミキサーでしたが、まわりにくい一部の食材を単体で回した際に極微小な粒の残りを感じましたので採用を断念しました。

それでも他のミキサーと比較すると仕上がりはなめらかだと思います。

私が完璧主義で気になったというだけなのかもしれません。

 

以下は旭株式会社HPの商品紹介です。

 

快適な使用を実現する機能と特徴

ダンシング攪拌の粉砕パワー

固形物を下から上に動かす《ダンシング攪拌》により、ギザギザの特殊刃が素早くカット!。 従来品とは段違いのパワフルさです。

ダンシング攪拌

容器部分がセパレートに。さらに業界初の耐熱構造。

容器は大小ともに上下に簡単に分解できます。すみずみまで洗浄でき、いつも清潔にご使用できます。
また、食材の移し替えに便利な注ぎ口や調味料などの調合に便利な目盛りを付ける事により作業が正確に行えます。

ダンシング攪拌

さらに業界初の耐熱構造で、容器部分は蓋・フィラーキャップ・パッキンを含むすべてのパーツに耐熱素材を採用。 容器自体は耐熱100℃までOK。消毒乾燥が可能です。

分解可能なカッターセットと安全を考えた容器構造。

細かいパーツ単位での部品交換がかのうで経済的に使用できる容器構造は、本体との設置にロック機能を装備。
容器のぶれや誤作動を防止、運転中手で押さえる必要もありません。
また、カッターベースはドーム形状採用により、吹きこぼれ液体が本体内部に流入することを防ぎ、
さらに下部の穴から回転時に発生する熱を逃がす構造になっております。

ダンシング攪拌

第2位 ハミルトンビーチ フードブレンダー HBF600

 

てんぱぱぱ
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こちらのミキサーは、なんといってもその仕上がりのなめらかさが最大の特長です。

私の施設ではこのミキサーを数年間使用しておりましたが、仕上がりは満足いくものでした。

又少量でも問題なく回すことが出来ていました。

使用の面ではなんの問題も感じない非常にいいミキサーだと思います。

ひとつデメリットをあげるとしたら、海外製であり修理にだした際に修理期間が長かったということです。

修理に出していた間も同じミキサーを代替え機として貸し出してくれましたので問題はなかったのですが、デメリットといえばデメリットでした。

以下はハミルトンビーチミキサーの商品紹介です。

海外製品のせいか他の商品より紹介内容が簡単なものしかみつかりませんでした・・・

【特長】
・処理容量:最大 1.8L・最小 0.14L
・定格3分
・強靭な刃とウェーブアクション(対流発生)により素早く仕上がります。
・液体を一定量ずつ投入出来るフィルキャップ付き
【商品仕様】
・外寸1:175×200×H505
・重量:5.3kg
・容量:1.8L
・材質1:ボトル:ポリカーボネイト
・材質2:刃:ステンレス
・測定・調節温度範囲能力:回転数:1000~13500/分
・消費電力:1200W
・電源:単相100V 50/60Hz

第1位 バイタミックス社 バイタプレップ

 

てんぱぱぱ
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一位はバイタミックス社のバイタプレップです。

こちらも非常に仕上がりが滑らかで、粒が残るようなことはほとんどありません。

仕上がりのなめらかさで言えば、バイタプレップとハミルトンビーチブレンダーが他のミキサーと比べると抜けていいと思います。

こちらを一位にした理由は、使用したい容量によって選択できるミキサーのバリエーションが多いという事です。

バイタプレップXLは、5.6Lの大容量にも対応できます。

又小さいカップを別購入すれば、同じ土台でどちらのカップも使用することが出来るので、ごく少量から大容量まで幅広い容量での対応が可能です。

 

以下はバイタプレップの紹介内容です。

  • 素材や仕上がりの好みに応じてブレードの回転速度を自由に変えられます。
    混ぜる、刻む、挽く、捏ねる、砕くなど使い勝手は様々です
  • ツインベアリング採用のウエットブレードを装備、抜群の耐久性を誇ります
  • これまでのブレンダーミキサーでは処理が難しかった素材も短時間で理想的な状態に仕上げます
  • お粥など熱いものも冷まさずにそのまま撹拌できます
  • キューブアイスをそのまま砕いてスムージードリンクを作ることができます
  • 標準装備のアクセラレーターでコンテナ内の対流をコントロールし、撹拌効果を高めることができます

最後に

今回はてんぱぱぱおすすめの業務用ミキサー三選でした。

あくまで私的な感想と評価になります。

もし気になる商品がありましたら是非デモ機を取り寄せて使用してみて下さい。

業務用ミキサーを購入する際の最大のポイントは実際に使用してみることです。

そのミキサーが合う・合わないは、何をどの程度の量回したいか、また調理済みか調理前(またはそのまま食べるもの)か等回したい対象物の状態によっても変わってきます。

「買ったはいいものの私の施設には合わなかった・・・」

という事がないよう、必ず購入前に実際に使ってみましょう。

業務用ミキサーは安い買い物ではありません。

しかし手に入れれば非常に仕上がりの質を上げ、業務の効率化につながる調理機器です。

満足いくミキサー選びの参考になれば幸いです。

 

てんぱぱぱ
てんぱぱぱ

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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