
てんぱぱぱ
こんにちは。管理栄養士のてんぱぱぱです。
前回の記事で、認知症とはどのような病気か説明しました。
認知症とは、記憶障害やさまざまな状況に対する判断が不適切になるなど、生活する上での支障が少しずつ増えていく脳の病気です。
詳細は認知症とはどんな病気? 認知症の基本知識編で説明しています。
詳細は認知症とはどんな病気? 認知症の基本知識編で説明しています。
「認知症早期発見の目安」などの情報を確認し、

もしかしたら認知症かも・・・
というあなた!!
悩む前に即行動!病院に受診してみましょう。
認知症は対処が早いほど生活の質をよい状態に保つことが出来ます。
MCI(軽度認知症害)の段階で認知症がみつかれば、認知機能の回復・維持も期待できます。
- <MCIとは>
- 正常と認知症の中間の状態。
- 物忘れはあるが、日常生活に支障がない。
- 軽度認知障害の人の数は、 2012 年時点で約 400 万人と推計される。
- 年間 10~30 %が認知症に進行する。(正常な方からは年1~ 2 %が認知症発症)
- 一方、正常なレベルに回復する人もいる。(5年後に 38.5 %が正常化したという報告あり)
- 認知症治療薬の効果はないとする研究が多い。

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高齢者の約4人に1人は認知症または軽度認知障害、
約7人に1人は認知症といわれています。
今回は「認知症かも」と思った時に病院に受診する時に知っておきたい「受診のコツ」や「かかりつけ薬局」についてご紹介していきます。
早期受診はメリットが大きい
早期受診にはこんなメリットがあります。
- 適切なケアや治療の開始により、進行を遅らせたり、症状を軽減させられます。
- さまざまな制度・サービスの情報収集やその利用計画も、本人の意思を反映させるなど余裕を持って立てられます。
受診のコツを知っておこう
コツ1:かかりつけ医に相談
かかりつけ医には、本人や家族を日頃から知っている強みがあります。
必要に応じて専門医療機関を紹介してくれます。
かかりつけ医はこんなところが心強い
- 早期段階での発見や気付き
- 専門医療機関の受診の勧め、紹介
- 日常的な身体疾患の治療や健康管理
- 本人や家族の不安の理解・アドバイス
- 地域の認知症介護サービス期間との連携 など

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かかりつけ医がいない場合は、高齢者支援総合センターなどに相談しましょう。
コツ2:気になることをまとめておく
診断に欠かせないのが、本人や家族からの情報です。
本人の話はもちろん、家族からの視点、それぞれの話の食い違いなども重要な手掛かりになります。
意志に伝えたい内容をまとめておくとスムーズです。
事前に整理しておくポイント
- 性格や習慣などにどんな変化がいつごろ現れたか
- 具体的に困っている症状は何か
- 日や時間帯によって変化はあるか
- 既往歴(高血圧や糖尿病などはあるか)
- 飲んでいる薬とその服用期間 など

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本人のことをよく知る身近な人の付き添いは重要なポイントです
コツ3:受診へのためらいを上手に取り除く
本人も納得して受診することがベストですが、ためらいがある場合や自覚がない場合は、表現を工夫してみましょう。
本人に自覚があるなら
- 何かの病気かもしれないから検査してみましょう
- 早く発見できたら治るかもしれないし、進行も遅らせられます
- (家族から)ずっと元気でいてほしいから受診してほしい
本人に自覚がないなら
- 私の健康診断に付き添ってください
- 一緒に健康チェックに行きましょう

てんぱぱぱ
どうしても受診してくれない時は、かかりつけ医から勧めてもらったり、高齢者支援総合センターに相談してみましょう
かかりつけ薬局を持とう

本人も家族も、認知症を受け入れることはたやすいことではありません。
しかし、現在は薬とケアによって進行や症状を抑えたり、さまざまな支援・サービスを連携することで、よりよい介護環境を築くことが出来ます。
認知症の人への接し方の工夫やポイントも理解しておけば介護負担も軽減できます。

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認知症の薬は錠剤のほか、ゼリータイプや貼るタイプなどがあり、服用する人の便宜に合わせることができます
かかりつけ薬局を選ぶポイント
処方箋の薬はいつもここ!というかかりつけ薬局を持ちましょう。
重複処方や危険な飲み合わせをチェックしてもらえたり、分からないことを気軽に相談したりできます。
<かかりつけ薬局を選ぶポイント>
- 立地や開局時間などの利便性がよい
- 相性がよく、相談しやすい薬剤師がいる
- 服薬の回数や方法などを説明してくれる
- 店内が明るくて清潔感がある
- 店舗責任者や薬剤師、時間外などの問い合わせ先が明確に表示されている
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