
こんにちは。管理栄養士のてんぱぱぱです。
明日は大みそか。
年末年始はお酒を飲む機会も増えますよね。
私は30代半ばのこの年になっても上手にお酒と付き合うことが出来ません・・・
記憶って簡単になくなりますよね。

飲んだ次の日は、一緒に飲んだ人から当日の話を聞き、記憶を紡ぐ作業から1日が始まります。
非常によくない。
・・・私みたいな人は少ないと思いますが、お酒を好きな方はたくさんいます。
しかし年齢を重ねるにつれて、又脳梗塞やパーキンソン病など病気が原因で飲み込む力が弱まってしまい、お酒を飲めなくなってしまう方がいます。
私の病院でも、患者さんの食事の様子を見に行くときに

何か食べたいものはありますか?
と聞くと、

そらー酒でしょ!
という答えを聞くことがあります。
又病棟の夏祭りやクリスマス会でもお酒を飲みたいという声は非常によく聞かれます。
嚥下機能が低下した人は、普通のお酒を飲んでしまうと誤嚥してしまう危険性があります。
では、そのような方は飲酒をあきらめなければいけないのでしょうか?
否!!

あきらめなくていいんです!
今日はそんなレシピをご紹介します。
今回紹介するのは、フードケアが紹介しているスベラカーゼ(ゲル化剤)で作るお酒ゼリーとネオハイトロミールⅢ(とろみ剤)でつくるとろみ酒です。
一から説明しようと思いましたが、こちらの記事に非常にわかりやすくまとまっていたのでこちらをご覧ください(笑)
私は療養病棟の夏祭りの際に、ビールゼリーをつくりました。
(病院なのでノンアルコールビールでつくりました。)
フードケアさんの記事では、ビールゼリーをつくる際「炭酸をとばす」という工程がありましたが、私は作る時になるべく炭酸がとばないよう加熱し過ぎに注意しました。
意識して炭酸を残そうとしてもけっこう炭酸はとんでしまいますが、食べた時に炭酸が残っていると非常に感動します!
とろみビールの工程にもありましたが、ビールの泡にトロミ剤を加えて安定させ、ビールゼリーの上に飾ると一気にビール感がでます。
嚥下機能に不安はあるけどお酒を楽しみたい方は、是非試してみて下さい。
お酒あきらめるべからずの記事でした。
(ゼリー・とろみの水分などは比較的嚥下しやすい物性のものになりますが、すべての方が誤嚥しないわけではありません。安全な物性については、医師や管理栄養士、言語聴覚士など専門の方に確認しましょう。)
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